2015年06月03日

2015年6月3日〜6月8日 野辺送り切り絵展

野辺送り切り絵展 
〜明治44年、商都大阪の風景を彩った川上音二郎の葬列〜
高橋繁行

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2015/ 6/ 3(水)〜 6/ 8(月)
12:00〜20:00(最終日は、18:00まで)
展示会場:[89]画廊 展示室2・3
(展示場では、随時切り絵紙芝居の上演、
 DVD紙芝居「あなたの村の野辺送り〜日本のお葬式」を上映)

先頭の奴が「ひ――さ――い」と掛け声をかけると、すぐ後ろの奴が「ひやたま――え」と発します。次に3段目、後ろに連なる奴たちが「ひゅ――と――」と発する。これを合図に8歩、歩調を揃えて歩いた後、「ヤ―――!」と大音声を発し、奴たちは大鳥毛・毛槍以下の大名行列の持ち物を一斉に、空に向かって投げます。
オッペケペー節で有名な川上音二郎が亡くなったのは、明治44年(1911年)11月11日。弔いは大名行列様式の野辺送りでした。北浜の帝国座を出発し逢坂の一心寺まで距離約6キロ。その長蛇の行列の様子を34枚の切り絵で、明治の商都大阪の風景とともに再現しました。野辺送りとは、行列を組んで、故人を送る弔いのことです。この野辺送り切り絵展は、10年来、近畿地方の土葬・野辺送りを聞き書き調査し、得られた成果をもとにできあがりました。切り絵は黒い画用紙にカッターナイフで描いていきます。面白い。闇から、自分の見失った何か大切な造形を彫りおこす、そんな感じなのです。
◎出品作品
・川上音二郎の大名行列様式の葬列(34画)/大阪府豊能郡能勢町の野辺送り(4画)/奈良市田原町の野辺送り(6画)/奈良県山辺郡山添村の野辺送り(5画)/切り絵紙芝居「伊吹山とヤマトタケル」「伊吹童子」「湖北・伊吹山の10賢人」(各10画)/もりもり芝居のための舞台美術「骸骨の棲む平安京
/黄金井脩ライブ/ちんどんライブ/ちーちゃんほか


【作家プロフィール】

高橋繁行(たかはし・しげゆき)Shigeyuki Takahashi
 1954年京都府生まれ。ルポライター
 「高橋葬祭研究所」を主宰し「葬祭の日本史」(講談社現代新書)
 「死出の門松」(講談社文庫)
 「看取りのとき〜かけがえのない人の死に向き合う」(アスキー新書)
 「寺・墓・葬儀はなぜ高い?」(飛鳥新社)など、
 死と弔い関連の著書を手がける。絵・イラストを描く。
 サイエンス関連の著作も多く
 「はじめての超ひも理論」(川合光著 講談社現代新書)では図解を担当した。
 紙芝居形式の絵本DVD「あなたの村の野辺送り〜日本のお葬式」を自主制作



【展示風景】

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posted by イロリムラ at 00:00| 2015年6月